🇮🇹 日常

イタリアで進むキャッシュレス化、現金払い上限、来年から1000ユーロ未満に

数年前から、どんどん進められているキャッシュレス化。

これまで、自分の懐具合を政府にさらけ出すことに、 抵抗があるイタリア人も多かったけれど、
コロナ禍と、
一定金額を超えたカード払いに対する、政府の10%キャッシュバックキャンペーン(1人当たりの返還額の上限は半年間で150ユーロ)により、
一気にキャッシュレスが進んだように見受けられる。

そして、キャッシュレス計画の一部である、イタリアにおける現金支払いの上限金額設定。

2019年3000ユーロ(約39万円)未満だったのが、
2020年には2000ユーロ、
来年からは1000ユーロ未満のみ、現金支払いが可能になる。
(欧州には伊以外にも、上限を求めている国がある)


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世界で進むキャッシュレス化

イタリア政府が推し進める理由は、脱税対策

この国の脱税金額は、
実に1000億ユーロ(13兆円。過去には30兆円だった年もあり。ちなみに日本2019年度92億円)とも言われる異常な金額なので、
税金の適正徴収や、
裏社会の不正な現金取引取り締まりに有効な手段である。


キャッスレス先進国スウェーデンでは、

”全人口1千万人の国において、スウェーデン人の5人に1人はもはやATM(現金自動出入機)を使わない。 ”

”4千人以上のスウェーデン人が手にマイクロチップを埋め込んでおり、手をかざすだけで鉄道の運賃や食べものの料金を支払ったり、オフィスの出入りをしたりしている。
レストラン、バス、駐車場、さらには有料トイレまで現金よりもキャッシュレス決済になってきている。”

2019年にそう書かれた記事を読んだ。
現在先進国では、生体認証の次は、マイクロチップと言われている。


キャッシュレスのメリットとデメリット

脱税対策というメリット以外にも、

事業者にとっては、現金管理業務が軽減される
現金取引(口座の引き出しや代引き・入金手数料など)に関する手数料がかからない
生体認証やマイクロチップ技術においては、
カードもスマホも持たずに手ぶらで買い物ができるため、不正利用防止に繋がる

といったメリットが挙げられる。


一方、デメリットは、

通信障害時、災害時などに、お金があるのに支払えない事態が発生する(実際に経験済み)
事業者にとって、「キャッシュレス決済」は入金が翌月になるので、小さなお店だと、資金が回らなくなる可能性がある
子どもへの金銭教育の機会が失われる
街頭募金への寄付が減る



キャッシュレス=デジタルファシズム?超管理社会へ

「現金レス社会への移行は主に、カード手数料で大きな利益を得ている銀行によって推進されている」
という指摘のほか、

これまでも、位置情報と決済履歴を紐づけられれば、
プライバシーは無いも同然だと指摘されてきた。


超監視社会の行き過ぎた、中国での例。

中国にある、国家情報法という、
監視や検閲が柔軟にできる法律。
日本経済新聞2018/7/4 社説
”モバイル決済が主流の社会では、
アカウントが利用停止になると経済活動から締め出される。中国では習近平・国家主席を批判する文章を
何度かSNSに書き込むと、アカウントが停止されるという”




さらに進むキャッシュレス社会を想像してみる

現金が消えればATMが消え、銀行強盗が減る。
振り込み詐欺も減るかもしれない。(新たなタイプの振込詐欺が増える?)

その一方で、電子決済のセキュリティー弱点への攻撃といった、
別の形の危険が出てくるかもしれない。

マイクロチップ社会になれば、カバンを盗む代わりに、
手が切り落とされる犯罪が発生するかも😱
と思うのは、ちょっと考えすぎかしら。。。


色んなことが大きく変わる時代に暮らす中、
ありえないと、片付けてしまいがちなことも、
せめて想像するくらいの力は、
持っていようと思う。


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Comments

  • きらきら季語
  • URL

日本でも、スーパー、コンビニ、デパートとカード払いが増えていますが、パスモ、スイカなど交通カードが便利でキャッシュレスが広まっています。ただ飲食店ではまだ現金払いが中心のようです。あと10年もたてば、ネット宅配の全盛のなかで、子どもたちは切手に続いて、お金も知らなくなると思います。交通機関による移動も若者から離れていくと思います。

  • Maya
  • URL
こんばんは。

前回帰国した際、クレジットカード以外での電子決済を初めて体験し、やり方に少し戸惑ってしまいました。ドローンを使った宅配便など、買い物の仕方は今後も変化し続け、おっしゃるように、将来は、お金を触らないのが日常風景になるのでしょうね。

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