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🎀 あきらめない乳がん情報

がん患者の不眠対策

この一年間、改善に取り組んだ習慣、睡眠。

どんな人にとっても、望ましいことではない不眠だけれど、
がん患者の訴えで多い症状の一つが、"眠れないこと"。

主な不眠のタイプ
①入眠困難 寝床に入ってもなかなか眠れないタイプです。がん患者さんに多く見られるのがこのタイプで、治療や将来について考えて頭が冴えてしまい、寝つけなくなります。

②中途覚醒 眠りに就いたあと、夜中に何度も目が覚めるタイプです。目が覚めても、そのあと再び眠れる場合は問題ないのですが、しばらく寝つくことができずに苦痛を感じる場合は、不眠と考えます。

③早朝覚醒 起きようと思っている時間よりずっと前に目が覚め、その後眠れなくなるタイプです。ただし、朝早く目覚めても、特に苦痛を感じていなければ不眠とはいいません。

④熟睡障害 熟睡時間は足りているのに、十分に眠った気がしないタイプです。ほかのタイプの不眠に伴うことが多く見られます。

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(がんになったあとも自分らしい豊かな生活を送るために。。)

大学病院で精神科医としてがん患者の心のケアを担当する滋賀医科大学医学部附属病院腫瘍センター特任講師であり、日本ヨーガ療法学会の認定ヨーガ療法士である森田幸代女史は、本書の中で、 
がん患者さんを対象にしたヨガの研究では、「睡眠障害の改善」や「睡眠の質の向上」といった結果が報告されていると述べている。
  
大切なヨガの基本。

ヨガの語源がサンスクリット語の「yuju(つなぐ)」から来ていることを考えると、ヨガは心と体をつないで調和させることが出発点だったのでしょう。

ポーズを取ることではなく、呼吸·瞑想·ポーズを通して心身の緊張をほぐすことを目的としているので、老若男女を問わず無理なくできます。(東海大学医学部外科学系乳腺·内分泌外科教授 新倉直樹氏)

この本で紹介されているポーズは、寝たまま行う、座って行う、実にシンプルなポーズ。

ヨガをそれなりの期間行う私にとって、最初は物足りなく感じられたけれど、
シンプルで簡単だから続けられる大きな利点があり、
もう一度ヨガの原点に立ち返るきっかけを与えてくれた。

そして最後には、
気持ちが沈み込んでうつっぽい気分のときのポーズ、
治療や手術、診察前の緊張をほぐすポーズ、
治療前、治療中、治療後のポーズ、
など実用的でためになるがポーズが15挙げられている。

そのうちの一つ
9. 夜中に目が覚めてしまい、再び寝つけないときの背伸びのポーズ。 

①鼻からゆっくりと息を吸って、両手を軽く曲げて斜め上に伸ばし(真上に伸ばさなくていい)、両足も下方へ大きく伸ばす。


②大きく息を吐きながら、力を抜く。これを3〜4回繰り返す。


③手を下ろして、足を元の位置に戻してから、寝りを打つ。
  
その他の不眠対策。

その他、長年実践している呼吸法。

毎晩眠る前に同じ事を行うことは、
眠りにつく儀式であるかのように、自己催眠術的効果にもつながる。

できれば同じ時間に眠る。
それが出来なければ、同じ時間に起き、太陽を(15分ほど)浴びる。(体内時計がリセットされ、体が活動モードに。その14〜16時間後に睡眠ホルモンのメラトニンが分泌され、自然に眠くなる。)

眠ると起きるは、セット。

当たり前に思えるけれど、セットでなくなる日がいつか来るわけだから、
これも、生きてる証だね。

ご訪問ありがとうございます。
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#乳がんと不眠とヨガ #がん患者の不眠対策 #眠れない時の呼吸法 #瞬間睡眠法
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コメント

  • きらきら季語
  • URL

私も肝臓の問題があり、適度な運動と睡眠が義務づけられています。挙げられた中では③の問題がありますが、起き出さない、睡眠でなくとも体を休める、と工夫しています。ラジオが味方です

  • Maya
  • URL
おはようございます。

体内時計を正すために、臓器時計に沿って、一日の行動を習慣づけるようにしています。無理しない、体を休める大切さを感じています。ラジオは、いいアイデアですね。

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