早朝、テントに当たる雨音で目を覚ます。
雨脚が強くなるも、風がないのはありがたい。
これまでのキャンプ生活で、幾度も出会った雨や嵐の経験から、
雨対策は十分である。
小さなBoseスピーカーから流れる音楽が、
狭いテントの空間で待つ時間も、楽しい笑いのある時間に変えてくれる。
キャンピングガスが使えない朝食は、
アボカド、友人の庭のトマト、オリーブ、アーモンド。
そして、最終日の荷造りを始める。
数時間後、ようやく雨が止み、
テントから出て、イパネマの娘をギターで練習し始める。
”音楽が聞こえてきたから。。。この会場でこの手の曲を弾くのは、
自分と君しかおらんやろうからねえ~。”
昨日一緒にジャムセッションしたギタリストが、ハーブを知るウォーキングというワークショップに向かうため、通りがかる。
ボサノヴァ・プロレベルの彼が、初心者の私に
癖直しと技術アップのためのエキササイズ
のアドバイスをくれる。
午後、
教会の前で行われていた、エコロジカル・トランジション(地球変動と気候危機に対処するために必要な、生態学的・社会的変革のプロセス)というワークショップに参加。
まだ停滞している曇り空から、再び大粒の雨が降り出し、
皆で教会へ避難。
流血するイエス絵画を前に、飛び交うエコロジカルや持続可能といった言葉が
なんだか対照的で印象に残った。
この県内で、散らばって存在する小さなグループが、
パーマカルチャーや芸術を通して、ここに集う。
フェスでなくても、今後は一か月に一回、
こうやって皆で集まる機会を持とうと話し合う。
青空が広がる頃には、そんな友たちともお別れする時間。
次にお互いの旅路が交わう時まで、
健康と幸せと、音楽が共にある時間を願う。
- 関連記事
-
-
ナルシシストとは 与える人は、限界を作ることを学ばなければならない 2022/09/30
-
身の回りで流行している シェアと一致団結 2022/09/09
-
野外フェス 雨雲の向こうは、いつも青空 2022/09/08
-
野外フェス キムチと再会 2022/09/06
-
プロギングと海洋ゴミ楽器集団 大人の夏休み工作 2022/08/08
-
スポンサーサイト
コメント