1月6日、58歳で旅立った、イタリアのレジェンドサッカー選手 ジャンルカ・ヴィアッリ氏。
サッカーに疎い私も、
スタジアムではもちろん、場外でも、多くの人にインスピレーションを与え続けた
彼に捧げる記事をいくつか読んだ。
:真の並外れた偉業は、普通であること
自らのがんを、望まれない旅の同伴者と表現したヴァアッリ氏。
その同伴者(すい臓がん)と、2017年から、6年近く同居していること、
これほど長い同居は、小説の材料でもなく、ヒロインVS敵のドラマチックな闘いでもなく、
日常であること。
「病気は苦しみだけではなく、美しい瞬間もあります。
病気は、自分がどのような人間なのかを教えてくれますし、
表面的な生き方よりも、さらに自分を追い込むことができます。
また、チャンスだとも思っています。
がんに対して感謝とまでは言いませんが、闘病生活とは思っていません。
死という概念は、生を理解し、感謝するためにあるのだと実感しています。
やりたいことをすべてやり遂げられないという不安、すべてのプロジェクトに多大な期待を抱いているいう事実は、とても幸運なことだと思います。
その時は胸を張らずに、逆に前よりずっともろくなった気がするのです。
幸せは、人生をどのように見るかによって決まります。
気取る必要はなく、もっと人の話を聞き、多くを話さず、
日々向上し、人を助けなければなりません。」
ここまで書いて、手が止まったのは、
やりたいことをすべてやり遂げられないという不安、すべてのプロジェクトに多大な期待を抱いているいう事実は、とても幸運なことだと思います。
この部分の理解に、時間を要したから。
不安と期待
それらは、同じメダルの二つの側面で、
彼が言うように、見方次第、
一週間以上を経て、そんな自分なりの解釈に辿り着く。
Don't downgrade your dream just to fit your reality.
Upgrade your conviction to match your destiny.
自らの現実にただ合わせるために、自分の夢をダウングレードしないこと。
自らの運命に合うように、自分の確信をアップグレードするのだ。
Upgrade your conviction to match your destiny.
自らの現実にただ合わせるために、自分の夢をダウングレードしないこと。
自らの運命に合うように、自分の確信をアップグレードするのだ。
文筆家でもあった、ヴィアッリ氏の言葉。
日々、向き合うがん。
それは、自分の時間、時間の質との向き合い。
流れ消えゆくのは、
時間ではなく
自分である。
”今”を、過去と未来に投影すれば、
不安や期待へと、形を変える。
唯一確実に知ることが出来ると言う意味で、ゆるがない存在である ”今”
今 にしっかり足をつけて立つこと。
その感覚を、毎瞬数珠繋ぎしながら
出来ることに黙々と取り組む日常を、
私も
幸運と呼ぼうと思う。
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