映画、カラーパープルを見た小学校の授業を思い出した。
初めてKKKの存在を知ったのがこの映画。
黒人ではないスティーブン・スピルバーグ氏による大作も、見応えがあるけれど、
それ以上にアリスー・ウォーカー女史による原作は、読む価値がある作品。
黒人に対する差別や偏見に対する長い歴史をテーマにした映画がある中、
黒人の心と着眼点で描かれた
スパイク・リー監督作品は、
優れたものが多い。
甲乙をつけがたい作品がたくさんあり、
中でも、Bamboozledは、差別をシニカルに描くという残酷さが、かなり衝撃だったし、
やっとオスカーを受賞したBlACKkKLANSMANも、
彼にしか描くことができない、ブラックユーモアたっぷりで、素晴らしい。
20年ほど前、イタリアの宿泊施設で出会ったカナダの白人。
MTVから流れているブラックミュージックのビデオを見ていると、
こんな音楽は、最低だ、聞くに値しないと怒りを露わにして言い放つ。
後にも先にも、そういった言葉を口にする人に出会うことがないので、
今でも、印象深く心に残っている。

最近アメリカで、アジア人ヘイトの事件や犯罪が多発し社会問題となっていると聞く。
パンデミックは、中国からもたらされたという考えに基づくもので、
顔から国籍を特定することはできないため、アジア人全体が攻撃の対象になっているとのこと。
生じる精神的ストレスや恐れ、不満の矛先が、
このような形で、特定の人に向けられる様子は、
戦争により平常心を失った人間が行なってきた、差別言動に似ている。
政治・社会体制によって作り出される差別。
集団の心に感染してゆく差別というウィルスは、
パンデミック以上に恐ろしいものであるように思える。
リアルに生きる喜び、リアルな生きる歓び
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
二つのランキングに参加中、
応援のポチリ、頂ければ嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
二つのランキングに参加中、
応援のポチリ、頂ければ嬉しいです。
#差別と偏見の歴史 #人間のエゴ #スパイク・リーの映画
- 関連記事
-
-
憲法で保障、脳内の思考を読み取るニューテクノロジーから、自由を守る権利 : チリ 2021/09/03
-
AIがジョークと皮肉を言う時代 2021/08/30
-
同じ女性なのに 2021/08/19
-
76年前のツイート 2021/08/09
-
ヘイトという心に蔓延るウィルス 2021/04/23
-
スポンサーサイト
コメント